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アイアンは打ち込むべきか、払い打つべきか?

上から打ち込もうと思いすぎて、上体が起きあがり、飛距離も出しづらい

アイアンは、元々少しだけハンドファースト(手元側が目標方向に傾いた状態)でインパクトするように設計されています。ダウンスウィングでこの状態を作ろうとすると、ヘッドは必ず、下向きに動いている状態でボールに当たるため、上から「打ち込む」、いわゆる「ダウンブロー」が正しいとされています。

ただし、これは正しいアドレス・正しいスウィングをすると、結果的にそうなるという意味で、わざわざ自分でヘッドを上から下に動かそうとすると、大抵の場合、「やりすぎ」になります。

37-1アマチュアに多く見られるミスは、トップからヘッドをいきなり、直線的にボールに向かって落とそうとすることです。そうすると、クラブを下向きに振る反動で、上体が起き上がり、正しいライ角(地面とシャフトの角度)でボールをとらえることができなくなります。また、コック(手首のタメ)が早くほどけてしまうので、インパクトが軽くなり、必要な飛距離も出しづらくなります。

正しいダウンブローで打っていると、上体の前傾姿勢が変わらないため頭の位置がほとんど動かず、インパクト時に手元が低い位置におります

正しいダウンブローでは、上体の前傾角度を変えずに、下半身と体の回転によってクラブを引き下ろすことで、手首のタメがぎりぎりまでキープされて、ハンドファーストのインパクトになります。上体を起き上がらせずに、体の回転で下ろすので、手元は低い位置に下りてきます。手元が浮き上がってしまうのは、手を使って、自分でヘッドを下向きに振ろうとしている証拠です。

37-2最近の、アベレージゴルファー向けアイアンの中には、クラブのソールが分厚くなっていて、上から「打ち込む」ことが、物理的に難しくなっているものが少なくありません。その場合でも、インパクトでは、少なくともシャフトが垂直な状態でボールに当てるべきでしょう。シャフトの傾きが逆(手元側が目標の反対側に傾いた状態)になってしまうと、やはり、クラブの性能を十分に引き出すことはできません。

植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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