ゴルフクラブのライ角に注目!アイアンの方向性を大きく左右
ゴルフクラブのライ角に注目!
ロフト角は有名ですが、ライ角はあまり知られていない存在。でも、このライ角は想像以上に重要なものなのです。
正しい構えをした時に、クラブヘッドを正面でインパクトするためのクラブの角度をライ角といいます。ライ角が合っていないと、いくら正しいスイングをしていてもボールが思い通りに飛んでくれません。自分の身体に合ったゴルフクラブを選ぶためには、このライ角に要注目です。
ゴルフクラブを選ぶとき、必ずライ角もチェックしよう
ゴルフクラブ選びで注目したいのが、ライ角です。
ライ角とはゴルフクラブのフェース面が水平になるように置いたときに、地面とシャフトが作り出す角度のことです。このライ角が身体にあっていないと、正しく構えることができなくなります。また、フェース面もずれてしまうため、正確にインパクトできません。ライ角は、クラブメーカーごとに設定されています。構えた時にフェース面のラインが水平になっているかどうか、確認しましょう。
国産メーカーのゴルフクラブは、日本人の体型に合わせて設計をしているので、あまり問題になることはありませんが、海外メーカーのものや、海外ブランドを直輸入しているクラブは、外国人の体型に合わせて設計されています。購入時にはライ角を確認し、国産メーカーのものとどのくらい違うか、チェックしたほうがいいでしょう。
現在ではドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティ等はライ角調整機能を搭載したモデルも販売されています。ウッド系のライ角については、アイアンと異なり、ソールがラウンドしているため、あまり気にしない方が良いという考え方もありますが、フラットに構えたときにフェース面が開いて見えたり、閉じて見えたりすることもあるため、調整機能を搭載しているモデルが販売されているのです。
アイアンが正面でボールを捉えられるか肝心
バックスピンをかけ、正確な飛距離でボールを飛ばすアイアンは、特にライ角をチェックする必要があります。
ロフト角のトピックでも説明していますが、アイアンは正確にインパクトするために、ダウンブローで打ちこみます。その際、フェースに傾きがあると、正しくボールを捉えることができません。そうすると、ボールに飛んでいく方向に対して、まっすぐに回転をかけることができなくなります。
また、ボールを高く上げることもできなくなるため、飛距離も伸びません。最近はメーカーの宣伝で「つかまる」から易しく飛ばせる、と謳っているアイアンがあります。「つかまる」というのはボールを捉えられているということですが、これはクラブの重心設計やその他の性能によって「つかまる」設計がされており、ライ角についてはフラットに構えることが大前提です。つまり、アイアンの性能を最大限に引き出すためにもライ角調整はとても重要だと言えます。
ボールの飛ぶ方向まで左右する
ライ角が自分の身体に合っていないと、ボールの飛んでいく方向もぶれてしまいます。
ソールのヒール側(シャフトがついている側)が浮いていると、ボールは右に飛んでしまいます。この状態を「(適正なライ角よりも)フラットすぎる状態」といいます。逆にトゥ側(ヘッドの先側)が浮いていると、ボールは左に飛んでしまいます。この状態を「(適正なライ角よりも)アップライトすぎる状態」といいます。
また、ライ角が合っていないアイアンは、ボールを高く上げるためのクラブヘッドの重心も、斜めになってしまう分高くなります。そのために、ボールが打ちにくくなり、飛んでいくボールも常に曲がった状態になってしまいます。ドライバーやフェアウェイウッドは、アイアンほどライ角の影響を受けるわけではありません。ただやはり、適正なライ角のクラブのほうが打ちやすいクラブであることは間違いありません。クラブを選ぶ際にはこのライ角を意識するようにしましょう。
では、実際にライ角調整するにはどうしたら良いのか。まずはクラブを購入するショップで販売員の方に相談するのが一番です。ライ角以外の性能についてや、クラブメーカーごとの設計の違いなどを丁寧に教えてくれるはずです。もしも欲しいクラブメーカーが決まっているなら、そのメーカーのフィッティングスタジオに足を運ぶのもひとつの方法です。
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