アイアンの基本 | フックの原因とその対策

フックもまたスライスと並び、初級者から中級者までによく見られるミスショットのひとつです。またそれを防ごうと慎重に打とうとした結果、余計にフックが出てしまうこともあります。今回はそんなフックの原因と対策をご紹介します。

フックが出てしまう原因とは

フックが出てしまう最も大きな原因は「手打ち」です。ここでもスイングの基本に立ち返り、身体を使ってスイングすることを心がけてください。腕が常に身体の正面にあることを意識し、身体の回転で腕を動かす感覚を養いましょう。

※身体が回転できていない、いわゆる手打ち

フックを解消するための練習方法とは

アイアンショットでフックが出やすい人のための練習方法をいくつかご紹介しましょう。

まず、フックが出る人の中にはグリップの時点で握りが極端にフックグリップの人が多く見られます。

※左手の甲が飛球方向ではなく上を向いており、右手を下から握ったような状態を「フックグリップ」と呼びます

またハンドファースト(グリップが身体の左寄りにある状態)になり過ぎている方はフックボールが出てしまいます。そのような傾向がみられる場合は、フックグリップはそのままでも、必ず手が身体の正面にくるように修正してみてください。それだけでかなりの確率でフックがなくなります。

※グリップが前に出てしまっている「ハンドファースト」

※腕が身体(胸)の正面にあることを意識しましょう

フックが出やすい人の特徴としてもうひとつ挙げられるのが、右手に力が入りすぎていることです。基本の握り方の際に説明したように、左手の指3本でしっかりと握ったら右手は添える程度と考えましょう。

また、身体に対して腕が必ず正面にあるということは「肩・腰・腕」が一体となって動いているということでもあります。そのスイングを身体に覚えさせるために、一度腰の位置にクラブを着けて、右側にシャフトが飛び出すようにして腕を密着させてください。その姿勢で腕とシャフトが離れないように腰をターンしましょう。これが腰と肩の正しい連動の動きです。ぜひこの感覚を普段から身に付けてスイングしてみましょう。必ずフックボールが解消されるはずです。

※正しい回転を身体に覚え込ませましょう

以上、アイアンでのフックについてご説明しました。

植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
ランキングクラブ別上達レッスン(アイアン)の人気記事
キャンペーン無料でスキルアップ!お得なキャンペーンも

日付・条件からゴルフ場を探す

プレー日

 から

スタート時間

料金

連続枠

検索

ページの先頭に戻る↑