アイアンの方向性をよくするには?

アイアンは、狙ったところにボールを運ぶクラブなので、方向性と距離感が同じくらい重要です。アイアンで方向性を重視するなら、まず必要以上に大振りしないことが大事です。

飛ばせば飛ばすほど有利なドライバーと違い、アイアンは、飛ばすことがそれほど重要ではありません。そのため、10割の力でスウィングするよりも、8割程度のスウィングで、常にボールをコントロールして打つ感覚が必要なのです。もし、それで届かない距離ならば、もっと長い番手のクラブを使えばいいわけです。

体だけが先に回って腕とクラブがあとからでてくる典型的な振り遅れ

アマチュアがアイアンでダフったり、トップしたりしてしまう原因のほとんどは「振りすぎ」によるものです。そして、振りすぎは、方向性を悪くする最大の原因でもあります。振りすぎてしまう人の場合、体だけが先に回ってしまい、腕とクラブがそれに追いつかない、いわゆる「振り遅れ」の状態になりがちです。この状態になると、フェースが開いた状態で下りてくるため、ボールは右に飛び出しやすくなります。

41-1

フェースがしっかりと飛球方向を向いているだけで、方向性は格段に安定します

ボールの打ち出し方向に、いちばん影響が大きいのは、インパクト時のフェースの向きです。インパクトで、アドレスで構えた時と同じ、真っすぐな向きにフェースを戻すことができれば、ボールはほぼ狙った方向に飛び出します。したがって、アイアンで方向性をよくしたいなら、インパクトでのフェースの向きを意識してスウィングすることが大事です。

41-2腕と体を一体にしたスウィングで、ゆっくりと素振りをして、インパクトでフェースがきちんとスクェアな向きに戻るかどうか、確認してみてください。フェースがスクェアに戻らないとすれば、スウィングに何か問題があると考えていいでしょう。

植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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