アイアンのハーフトップは腰の伸びが原因

右の腰が前に出ると上体が起きあがり、クラブがボールに届かない

アイアンは一定の飛距離を出すことが重要なので、もしミスするならば、大きく飛距離が落ちてしまう「ダフリ」よりも、「トップ」のほうがまだ許せるミスと言えます。プロや上級者が、できるだけアイアンのフェースの下のほうでボールを打とうとするのも、そうすれば、万が一ミスしたとしても、ハーフトップ程度で収まるという計算が働いているのです。

しかし、アベレージゴルファーで、アイアンがいつもハーフトップ気味に当たってしまうという人は、ダウンスウィングで右の尻を前に突き出しながら打っている可能性が高いです。

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ダウンスウィングでこの動きが入ると、腰の位置が前にずれて伸び上がり、上体の前傾角度も起き上がってしまいます。それによって手元が浮き、クラブが本来デザインされているよりもアップライト(垂直)な角度でインパクトを迎える(クラブのヒール側が地面から浮き上がる)ため、ハーフトップ気味に当たるのです。

左肩が開く・左ひじが曲がるなど、ハーフトップになる原因はさまざま

42-2これを防ぐには、トップでやや下に向いている腹を、ずっと下向きのままダウンスウィングする感覚を持つといいでしょう。

また、切り返し後すぐに左肩が開いてしまう人や、フォローで左ひじが曲がったり、引けたりする(ひじを背中のほうに引いてしまう)人も、それによってヘッドが早く浮き上がるので、ハーフトップしやすくなります。こういう人は、腕に力が入りすぎているケースが多いので、腕をリラックスさせて、ダウンスウィングの後半からは、クラブの遠心力で自然に左ひじが伸びるのを感じながら振るように心がけてください。

植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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