アイアンの飛距離を安定させるには

「アイアンのどの番手でも打っても飛距離が変わらない」というお悩みをよく耳にします。「5番アイアンの方が9番アイアンより飛ぶはずなのに・・・おかしいなぁ」ということもあるようです。そんな人を含めて、今回はアイアンでの安定した飛距離の出し方を説明しましょう。

アイアンショットはボールを遠くに飛ばすのクラブではありません

他の項でも何度か説明しましたが、ゴルフはボールを遠くに飛ばすスポーツではありません。もちろんドライバーショットは少しでも遠くに飛ばしたいと思いますし、それは正しいのですが、それ以外のクラブは「ピンまで近づけるために打つ」という点を改めて意識してください。

一定のスピードでスイングすることを心がけましょう

どの番手でも距離が変わらない人というのは、極端にヘッドスピードが出ていない場合があります。本来は長いクラブになるほど勝手にヘッドが走ってくれるので、ヘッドスピードが自然と上がるはずです。しかし、シャフトが長くなるとその分遠くにヘッドがあるので、芯に当てるのが難しくなるイメージを持ってしまいます。そのため「当てにいこう」という意識がはたらき、長いクラブなのにスイングスピードが落ち、飛距離も期待しているほど出ないことがあります。

クラブというのはフェイスの角度(ロフト角)とシャフトの長さの違いで飛距離が変わるようにできています。ですから、どのアイアンを振る場合でも必ず一定のスイングスピードで打つことを徹底しましょう。前述の通り、シャフトが長ければ短いクラブよりもヘッドのスピードは上がりますし、フェイスも立っているため自然とボールは遠くに運ばれます。逆ににシャフトが短ければヘッドは走らず、フェイスも寝ているので高さが出る分、飛距離はでません。

まずはスイングの基本に忠実に、力を抜いてしっかりと振りぬき、毎回同じフィニッシュを保つことを心がけることが大切です。力が入るということはミート率は下がり、スピードも遅くなるということですから、ここはとても重要です。

※腰の高さでのスイング

※肩の高さでのスイング

※フルスイング

練習場でドライバーを思いっきり打つことも楽しいですが、このようなアイアンのドリルを実践すれば本番でのコースマネージメントが格段にラクになります。

植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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