「アイアンのどの番手でも打っても飛距離が変わらない」というお悩みをよく耳にします。「5番アイアンの方が9番アイアンより飛ぶはずなのに・・・おかしいなぁ」ということもあるようです。そんな人を含めて、今回はアイアンでの安定した飛距離の出し方を説明しましょう。
アイアンの飛距離を安定させるには
アイアンショットはボールを遠くに飛ばすのクラブではありません
他の項でも何度か説明しましたが、ゴルフはボールを遠くに飛ばすスポーツではありません。もちろんドライバーショットは少しでも遠くに飛ばしたいと思いますし、それは正しいのですが、それ以外のクラブは「ピンまで近づけるために打つ」という点を改めて意識してください。
一定のスピードでスイングすることを心がけましょう
どの番手でも距離が変わらない人というのは、極端にヘッドスピードが出ていない場合があります。本来は長いクラブになるほど勝手にヘッドが走ってくれるので、ヘッドスピードが自然と上がるはずです。しかし、シャフトが長くなるとその分遠くにヘッドがあるので、芯に当てるのが難しくなるイメージを持ってしまいます。そのため「当てにいこう」という意識がはたらき、長いクラブなのにスイングスピードが落ち、飛距離も期待しているほど出ないことがあります。
クラブというのはフェイスの角度(ロフト角)とシャフトの長さの違いで飛距離が変わるようにできています。ですから、どのアイアンを振る場合でも必ず一定のスイングスピードで打つことを徹底しましょう。前述の通り、シャフトが長ければ短いクラブよりもヘッドのスピードは上がりますし、フェイスも立っているため自然とボールは遠くに運ばれます。逆ににシャフトが短ければヘッドは走らず、フェイスも寝ているので高さが出る分、飛距離はでません。
まずはスイングの基本に忠実に、力を抜いてしっかりと振りぬき、毎回同じフィニッシュを保つことを心がけることが大切です。力が入るということはミート率は下がり、スピードも遅くなるということですから、ここはとても重要です。
練習場でドライバーを思いっきり打つことも楽しいですが、このようなアイアンのドリルを実践すれば本番でのコースマネージメントが格段にラクになります。
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