バットで素振りすると飛距離アップに効果大
ダウンスイングでは力をできる限りためて、インパクトで一気にリリースする
ゴルフのクラブは、他の球技の道具と違って、打球面の重心が、グリップ(シャフト)の延長線上にありません。野球のバットや、卓球やテニスのラケットは、グリップの延長線上に重心(打球面)があるので「当てやすい」のですが、ゴルフクラブはそれがずれているので「当てにくい」ともいえます。
もちろん、そういう形状になっているのには意味があり、簡単に言うと、そのほうが飛距離が出るからなのですが、フェース面があることで「振る」という動作自体に、難しさを感じてしまうということはあるかもしれません。
そこで、野球のバットなど、フェース面のない棒状のものを使って素振りをすると、「フェースをスクェアに戻す」という作業にとらわれずに、思い切って振ることができ、力強いスウィングが身につきます。スウィングスピードを最大にするには、ダウンスウィングで手首にタメを作って、体の近くにバット(クラブ)を引き下ろし、インパクトエリアで一気にリリースすることが大事です。
リリースが早いとうまくスピードがでない
バットはフェース面がないので、速く振ることだけを意識できるというのが、最大のメリットです。これが、ゴルフクラブだとどうしても、そこに「当てる」という意識が働き、無意識にスピードを抑制してしまうのです。
また、バットはゴルフクラブに比べて重いので、振ること自体がスウィングのパワーをアップするトレーニングにもなります。バットで素振りをしてから、クラブに持ち替えて素振りをすると、自分が出せるクラブの最大スピードを体感できるはずです。
同時に、コースや練習場で、いかに自分がスピードを抑えて、「当てる」スウィングをしているのかも、わかるのではないでしょうか。

-
12015.11.01
-
2016.06.17
-
2016.06.17
-
2016.06.17
-
2016.06.17
-
2016.06.17