ドライバーショットのスイング上達法!

ドライバーショットのスイング上達法!

ドライバーショットの基本は、正しいスイングと的確な体重移動です。また、下半身を安定させるため、左側の壁をつくることも欠かせません。

ドライバーショットの基本は、正しいスイングと的確な体重移動です。また、下半身を安定させるため、左側の壁をつくることも欠かせません。

ゴルフの基本となるスイングをマスターするのに最適なクラブは?
時々、このようなタイトルの記事がゴルフ雑誌をにぎわすことがあります。様々な意見や理論がありますが、実戦的なことを考えると、ドライバーでマスターするのがベターといえるでしょう。各ホールのスタートとなるティショットで、最も良く使うクラブ、というのがその理由です。
朝一のスタートとなるホールのティグランドに立つ時、ドライバーのショットが不安だと、その日のラウンドも気分が乗らないものです。オリンピックのフィギュアスケートの各選手が、最初のジャンプが成功すると、その後は気分も乗ってきてリラックスできるのは、皆さんご存知の通りです。ドライバーで基本となるスイングをマスターしておけば、よいスタートを切ることもでき、その後のショットもスイングの応用と考えて対処できるでしょう。特にビギナープレイヤーには、良いスタートが切れるよう、ドライバーでマスターすることをおすすめします。

正しいアドレスと体重移動が飛距離アップの秘訣

ドライバーショットは、打つ方向に対してスクエアスタンスでアドレスし、しっかりした握り方と打ち方をマスターすることが、上達の近道です。
スクエアスタンスとは、打つ方向に対して直角に身体を向けて立つことです。野球のバッティングフォームと同じように、両肩のラインを打つ方向に向けます。両足の幅は肩幅よりもやや広めにして、少しだけ膝をまげ、中腰の姿勢でクラブを握ります。
スイングの時に大切なのは、下半身と腰を使った体重移動を意識することです。これができないと、腕力だけでクラブを振ることになってしまいます。
人間の脚力と腕力を比較すると、約3倍も脚力の方が強いといわれています。毎日、体重を支え歩いているわけですから当然のことと言えるでしょう。この脚力をスイングに活かし、クラブヘッドにできるだけ多くのエネルギーを伝えてインパクトするのが、飛距離アップの秘訣なのです。

体重移動をスムーズにするためには、足の親指の付け根の拇指球(ぼしきゅう)のあたりを意識してみましょう。右利きであれば、バックスイングの時に、右の拇指球に体重を乗せるように意識します。フォロースイングの時は、右から左の拇指球へと体重を乗せるように移動します。これを意識すると、自然と膝や腰が体重移動するように動くでしょう。この時に大切なのは、できるだけ両足を地面にくっつけた状態にすることです。特に左足を不用意に上げてしまうと、スイングが安定しないので注意しましょう。

左側に壁をつくるイメージでフィニッシュ

フィニッシュの時は、体重を左の拇指球で支えながら、右足は少しけり上げる感じで伸ばします。そうすると自然と踵が上がるようになります。
フィニッシュでは、上半身は捻転され正面を向きますが、必要以上に左側に身体が流れないようコントロールしましょう。左側に壁をつくるイメージで左足の踏ん張りを効かせると、スイングが安定してきます。
この壁がイメージできないと、打った後で身体が流れてしまうのを恐れて、インパクト時に、正しい方向でボールを打てなくなります。また、脚力以上に大きく体重移動をしてしまったり、体重移動のタイミングがずれたりすることにもなる可能性があります。練習を繰り返して、自分の体重移動の感覚を掴むようにしましょう。
この体重移動は、野球やソフトボールなどでも重視されています。リトルリーグや草野球を経験者であれば、比較的容易に感覚が掴めるでしょう。

ドライバーでショットの基本をマスターしよう

体重移動ができるようになると、長尺のドライバーでも、安定して力強くスイングできるようになります。
このショットの基本動作をマスターすると、フェアウェイウッドやアイアンなど、ほかのクラブでもスムーズにショットできるようになるでしょう。

じゃらんゴルフ編集部
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