ロストボール探しは禁止！ゴルフでスロープレーは避ける

お気に入りのボールをラフの中に打ち込んでしまった！初心者なら誰もが遭遇する「事件」です。しかし、いくらお気に入りのボールでも、いくら高いボールでも、ロストボール探しは5分間で終えましょう。もしも自分のボールを捜している場面で５分以上かかっても見つからない場合、「ロストボールで打ち直します。ありがとうございました！」と言って自分から切り上げるようにしましょう。

スロープレーの一番の原因はロストボール探し

ゴルフでは、適切なペースでプレーを行うことがマナーの1つです。大体9ホールをプレーするのに2時間以内が目安。その時間を守るにはスロープレーの原因となる行為を行わないようにすることが大切です。
では、スロープレーとなる行為とは、どのようなものがあるのでしょうか？

スロープレーとなる代表的なもの

・ティーショットの時に、ティーとボールを用意していない。
→順番がきても、すぐにティーショットができないため、準備までに時間がかかります。
・素振りを何回も行う。
→必要以上の素振りは、ルーティンとはいえません。
・グリーン上で時間をかけてラインを読む。
→ラインは、他の人がプレーしている間に読んでおきましょう。

上記以外に、最も時間がかかる行為が、ラフの中に打ち込んでしまったロストボール探しです。上記のプレーは、おそらく1～2分程度のものでしょう。しかし、ロストボールは、探しだすと10分以上かかってしまうケースも少なくありません。実は、これが、スロープレーになっている一番の原因なのです。組の全員で誰かのボールを探すのは効率的ではありません。先に打てる場合は、ショットを終えてからボール探しに参加するのも、スロープレーを回避するひとつの解決策です。

前方特設ティーより、プレーイング4でプレー再開

このようなスロープレーを防止するために、日本のゴルフ場では特有のローカル・ルールとして「前進2打罰（前方特設ティより、2打罰にてプレー再開）」を設定しているゴルフ場があります。これは、ティーショットでOBとなった場合に、前方にある特設ティーより合計4打（2打罰）でプレーできるルールです。
このようなルールがあるのも、ロストボールを長時間かけて探すような行為を未然に防止するためなのです。もしも自分がその状況になったら素早く気持ちを切り替えて、「プレーイング4」からの攻め方を考えましょう！

「プレーイング4」のローカル・ルールが設定されていないゴルフ場では、ティーショットとして暫定球を打つ事になります。その場合は、暫定球は、ロストボールの1打罰＋打ち直しの1打罰で3打ということになります。これは、OBで打ち直しをしたのと結果的には同じ事になります。
暫定球を打つ場合は、必ず暫定球を打つことを、一緒にラウンドしているゴルファーに宣言しましょう。また、暫定球を打っても、ロストしたボールが出てきた場合は、そのボールでプレーしなくてはいけません。ロストボールを、あまりムキになって探すのは考えものです。スロープレーを防ぐためにも、5分間捜したら、そこできっぱりと諦める。その方が賢明です。

ロストボールに備えてボールは多めに用意しよう

ゴルフは一端コースに出たら、全て自分のキャディバッグの中にあるもので対応しなくてはなりません。したがって、ロストボールへの備えも必要です。最低でも、5個から10個程度はバッグの中に入れておきましょう。初心者で、飛距離には自信はあるけど、方向性はどうも自信がないというような方は、全ホール分として18個用意しておくと良いでしょう。
決して安くないゴルフボールですが、最初に用意しておけば、後は補充していくだけなので、思い切って多めに用意しておく方が、安心してプレーできます。

素早い気持ちの切り替えがスムーズなプレーにつながります

よくゴルフをビジネスにたとえる経営者の方がいますが、ロストボールは、ビジネスのマネジメントと似ている部分が多いと思います。それは、自分が起こしたミスをどのようにしてリカバリーしていくか、判断力と行動力が問われる瞬間でもあるからです。ロストボールになってしまったら素早く気持ちを切り替えて、次の攻め方を考えるようにしましょう。

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じゃらんゴルフ編集部

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