トレーニングには2つのステージがあります。全体的な筋肉量を上がるステージとスピードを上げるステージです。全体的な筋肉量をあげないと筋スピードの強化を行っても効果的には行きません。短距離を走る選手が筋肉質なのは、早く走る(早く動く)ためにはある程度のパワーが必要だということを理解してやってるからです。スピードだけをあげようとすると筋肉がついていけなくなり、怪我の原因になります。まずはしっかりと筋肉をつけましょう。トレーニング方法としては、バット型の練習器具や空気抵抗をあげてトレーニングをする器具などありますから、これらを使って強化していきましょう。個人的には空気抵抗をあげるタイプが強化には持ってこいかと思います。これで筋肉量を増やすトレーニングを行いますが、やってはいけないのは腕力に頼ることです。ここではちゃんとボディーターンを意識してスイングすることで体幹部の強化を中心に行いましょう。日本人は体幹部があまり強くない人が多いので、トレーニング効果はすぐに出てくるでしょう。筋肉量が増えたら、その筋肉を生かしてのスピードアップです。軽いクラブを使ってのスピードを出しての素振りが基本的な練習です。ここで注意する点は、やはり手打ちにならないことです。せっかく鍛えた筋肉を生かせないばかりか、フォームを崩してしまいます。ボディーターンを意識してしっかりと振るようにしてください。また、ヘッド側を重たくすることで加速を付けてスイングするという練習もあります。この場合、ヘッドに持って行かれないように注意してください。
トレーニングでもっとも大事なのは継続性です。どんない良い練習でも直ぐにやめてしまっては効果はあまりありません。あくまで継続することで効果はより発揮されます。また、直ぐに効果が出ることを期待するのもよくないです。直ぐに効果が出るのは付け焼き刃になりがちです。しっかりと、地に足の着いた練習方法をしていきましょう。