ゴルフ初心者のためのフルスイングの基本
ゴルフのスイング練習は、いきなりフルスイングで初めてはいけません。ウィーミングアップも兼ねて、クォータースイングで感覚をつかんでから、徐々にフルスイングへと身体を慣らしていきましょう。
いきなりフルスイングの練習をするのはNG
練習場に行くと、最初からフルスイングで練習を始めるプレイヤーがいますが、これはおすすめできません。ゴルフといえども立派なスポーツです。いきなり過激な動きをするのは、思わぬケガの元になりかねません。脇腹の筋肉を痛めたり、肋骨にヒビが入ったりするようなるような重大なケガにつながることもあります。どのようなスポーツでも、練習を始める前には必ず準備運動を行います。それは、ケガを防止するという大切な役割があるからです。
このような事故を未然に防止するために、準備運動を兼ねて、スイングのチェック項目を確認しながら、徐々にフルスイングへと移行していく方法をご説明します。
やり方は至って簡単です。クォータースイングという方法です。
5時方向から8時方向までのクォータースイングが練習の基本
スイング軌道を時計に見立て、真下にクラブヘッドが来た時を6時とします。5時の方向(右に30度)からバックスイングを始め、8時の方向(左に60度)までフォロースイングをすると、ちょうど90度のスイングをすることになります。このスイングを、フルスイングの4分の1のスイングをしているという意味で、クォータースイングといいます。
これは、スイング練習をする前の準備運動として最適です。握るクラブは7番アイアンあたりがおすすめですが、自分が振りやすいクラブで問題ありません。グリップやアドレス、バックスイングからフォロースイングにいたる身体の回転を確認しながら、徐々に身体を慣らしていきます。
ウォーミングアップできたら、フルスイングで感覚をつかむ
クォータースイングでウォーミングアップができてきたら、徐々にフルスイングに移行します。移行しながら、スイングのチェック項目を一つひとつ確認しましょう。
・正しく身体が回転しているか
・バックスイングで左手のコック、右ひじの角度はきちんとなっているか
・インパクトの瞬間、上体が起きる「ヘッドアップ」の状態になっていないか
・フォロースイングからフィニッシュにかけて、右肩が目標の方向を指すまで捻転ができているか
このほかに、自分のスイングに課題があれば、クォータースイングからハーフスイング、フルスイングへと移行する中で、併せて確認するといいでしょう。
クォータースイングで基本チェックポイントを確認しよう
クォータースイングで、基本を確認しながらフルスイングに移行すると、フルスイングで練習する頃には、正しいスイングができるようになります。
いきなりフルスイングで練習を開始すると、何らかの理由でスイングが乱れていても気がつかずに練習を重ねてしまいます。スイングが乱れていると、当然いいショットは打てません。原因が何であるかわからないまま、スイング練習を続けていると、ますますショットが乱れて、まともな練習ができなくなってしまいます。
また、練習中にスイングが乱れてきたと感じたら、一度リセットする意味で、クォータースイングに戻りスイングを確認する方法もあります。急がば回れ。基本に戻って自分のスイングを確認してみましょう。
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