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ゆっくり振るトレーニングで、振り遅れを解消

プロが練習中にゆっくりとクラブをスイングしているのを見たことがありませんか?プロともなればあのような練習を通じて自分が普段意識しないところの動きを確認するなど、さまざまな目的がありますが、アマチュアの上達のヒントも隠されています。

ここでは特に初・中級者向けの練習方法として、肩の開きを意識したゆっくりスイングの練習をご紹介しましょう。

左肩はクラブヘッドを待たなければいけない

まずは下の図を見てください。

11-1当たり前かもしれませんが、クラブヘッドはアドレスからトップ、インパクトからフィニッシュまでと、何メートルも動きます。それに対して左肩はどんなに動いても数十センチ程度で、その移動距離の違いは明白です。

ただトップからインパクトの位置まで持っていく際には、アドレスで決めた位置までクラブヘッドと左肩を同時に運ばなければいけません。移動距離が違うので、当然左肩のほうが先にもとの位置に戻りやすく、クラブヘッドのほうが遅れてでてくることになります。

左肩とクラブヘッドをアドレスと同じ位置に戻そうとすると、必然的にクラブヘッドが元の位置に戻ってくるのを左肩が待ってあげる必要があります。これを待ちきれずに左肩が前を向いてしまうことを「肩・体は開く」と表現し、こうしてクラブが肩より遅れてでてくることを「振り遅れ」と言います。

11-2肩が開くとボールはスライスしやすくなり、またアドレスのときとボールとの位置が変わるため、空振りなどの原因にもなります。腕が体についてくるというスイングは間違いではありませんが、思いっきり振ろうとするあまりにクラブが体に追いつかないのもよくありません。

左肩が待つ感覚を養うためにゆっくりと振る

肩が開く癖を治すには、前述のようなゆっくりスイングでクラブヘッドが前に戻ってくるのを待つ感覚を養う練習が効果的です。

トップの位置からダウンスイング、インパクトまでを特に意識しながら、腰は前を向こうとしても左肩だけはしっかりと我慢できるように何度も繰り返しましょう。

11-3ここで注意したいのは、ヘッドをゆっくり振るわけではないということです。大切なのは、肩がクラブヘッドを待つという意識を持つことなので、「自分が考えているより肩の回転は遅くしよう」という意識を持つだけでも十分です。

この練習をする際は、ドライバーなどの長いクラブを使いましょう。クラブが長ければ長いほどヘッドの戻りは遅くなるので、開きそうになる肩を必死で待ってあげるという意識が自然と養われます。

植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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