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アプローチショットの基本 | 傾斜からの打ち方(爪先上がり・爪先下がり)

ここではグリーン回りからのアプローチショットのうち、傾斜からのショットについて2回に分けて解説しています。今回は後編ということで、爪先上がりの斜面と爪先下がりの斜面でのショットについて触れていきましょう。
基本的な考え方、取り組み方については前の項をご覧ください。

爪先上がりの状況でのアプローチショット

まず、爪先上がり・下がりの時は引力をしっかりと感じましょう。地球に垂直に立つようにしてください。左足上がり・下がりの時は傾斜なりに構えるのですが、爪先上がりの場合そうではありません。しっかりと引力に逆らわずにスタンスをとりましょう。これは、人間が左右の足でのバランスはうまく取れるのに対して、爪先とかかとでのバランス感覚があまりうまくないことに起因します。

また、傾斜がきつい場合は、目線と同じ高さにボールがあることもしばしばあります。そのような時はけして無理に寄せようとせず、まずそこから脱出することを優先してください。

では、それらを踏まえ、実際のスイングの説明に移りましょう。

爪先上がりの場合は、身体とボールとの距離が普段のショットより近いのでクラブを短めに持ちます。さらにボールが左に飛び出しやすいので、やや右を向くか、フェースを開いて構えます。ボールは真ん中より多少右に置いてショットすればうまく飛んでくれます。

爪先下がりでの状況でのアプローチショット

爪先下がりの時はしっかり腰を落として前傾姿勢をキープできるように意識して素振りをしてください。また意識としてはボールを上げようとしないことに重点を置きましょう。アプローチショットですから、飛ばす必要はありません。素振りの時点でスイング幅をしっかり決めて、手打ちでいいのでぶれないショットを心がけて取り組みましょう。ボールの位置は真ん中で大丈夫です。

傾斜でのショットというのは練習場ではなかなか経験できません。非常に難しいショットですが、基本に忠実に、自信を持って挑戦してみましょう。ラウンドをたくさん経験することで自然と身に付くので、この基本をおさえながら自分に合ったスイングや対処法を見つけましょう。

植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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