スイングの時はお静かに!プロでなくても常識です
プロ選手がショットをする前に、周りのスタッフが「お静かに!」というプレートを上げるのを試合中継で見たことがある方もいると思います。石川遼選手がプロゴルファーとなり賞金王を含めた9冠となった2009年。スイング時にギャラリーが写真撮影のシャッター音を響かせてしまうために、ショットが乱されたとクレームしたことがありました。ツアープロの試合では、大勢の観客がいるにも関わらず、選手がショットする際には誰もが息を潜めて、静寂を作り出します。それほどゴルファーはスイング時に神経を集中しなくてならないのです。これはプロに限らず、アマチュアも同様。
スイングはデリケートなもの。わずかな失敗が大きな失敗につながります
ゴルフはスイングとパッティングでスコアを争うスポーツです。そうなると、ティーショットはもちろんのこと、第2打、第3打とグリーンにボールを運ぶショットのスイングは、距離も方向もデリケートなものなのです。そのため、1打1打に集中する、それがゴルフの醍醐味でもあり、逆に難しいところでもあります。
実際に練習場でショットの練習をしてみると、ゴルフのスイングは、わずかな失敗がもとで、ミスショットになってしまうものだということを、実感されると思います。ダフリやトップ打ちなどによるチョロ、きちんとした方向にアドレスしていなかったために、正しい方向に打つことができなかったり、さらには、ちょっとしたグリップのミスで、フックやスライスといったボールを曲げてしまう打ち方になってしまったりなど…。だからこそ、1打1打に集中することが大切であり、それができたかどうかを自己分析することが、ゴルフの魅力のひとつでもあるのです。
またショットの前だけでなく、ショットの後に「あ~!」「う~!」「ダメだ~!」などと大声を出すのもマナーに沿ったプレートは言い難いです。もしもミスヒットしてしまっても冷静に、次のプレーを考えるのがスマートなゴルファーと言えるでしょう。
ひそひそ話などもマナー違反
スイングに集中している時には、声を出す事はもちろん、ひそひそ話も明らかにマナー違反です。ひそひそ話の内容は一切関係ありません。例えば、コースの特徴を分析したり、コースガイドをみて、どのようにコースを攻略しようかとゴルファー同士で相談をしていたり、そのような会話は、ゴルフ場であれば一般的でしょう。
しかし、スイングに集中しているゴルファーにとっては、「何を話しているんだろう」と気になるものです。特に、自分がどのように、目の前のボールをショットしてコースの攻略をしていくか、ということに思いを巡らせている時には、そのようなひそひそ話自体が、非常に耳障りになるものです。「聞こえないだろう」と思って、ひそひそと話をすることも、実は声を出すのと同じくらい、失礼になるマナー違反なのです。
携帯電話やスマートフォンもマナーモードに!
最近、ゴルフ場に携帯電話やスマートフォンを持ちこむゴルファーが増えてきました。特にスマートフォンでは、単なるモバイル端末としてのメールや通話という機能だけではなく、ゴルフ場のナビゲーション機能がついたGPSアプリケーションやスコア管理ができるアプリケーションを活用して、よりゴルフを立体的に楽しむゴルファーが増えています。しかし、不用意にメールや電話の着信音が出てしまうようでは、自分だけではなく、他のゴルファーのスイングにも支障が出てしまうことにもなりかねません。
よく映画館やコンサートでは、携帯電話やスマートフォンは電源を切るのがマナーといわれますが、ゴルフ場でも少なくともマナーモードにし、着信音が出ないように配慮することがマナーです。
真剣勝負をしているメンバーへの気配りで楽しいラウンドに!
ゴルフは大人としての楽しいひと時を味わう社交の場です。しかし、スイングやパターをする瞬間は、各々ゴルファーとして自分自身との真剣勝負をしています。だからこそ、その真剣勝負をストップしてはいけません。その気配りが楽しいラウンドにする秘訣なのです。もしマナーが分からないという場面になったら、自分の心境に置き換えて考えてみると良いでしょう。そうすれば自然とゴルファーとしてのマナーが身についていくはずです。

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