パターのラインはどうやって読む?

ラインを見るときは低い位置から見ないと、傾斜の陰影が見えにくい

パッティングでボールをカップインさせるためには、グリーンの傾斜、つまり「ライン」を正確に読む必要があります。グリーンの傾斜を読む際には、目線を低くすることが大切です。高い位置からグリーンを見ると、光の加減で平坦に見えやすいのですが、しゃがんだりして目線を下げることで、傾斜に対する陰影が見えやすくなり、どちらに傾斜しているか判断しやすくなるからです。

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ボールが失速する後半にかけて曲がりが大きくなっていくため、それを考慮した読みが必要

また、グリーンの傾斜の判断は、ライン全体の長さを3分割して、最後の3分の1の傾斜を重点的に見極めることが大事です。なぜなら、ボールの勢いが弱まってからのほうが、傾斜の影響をより強く受けるからです。つまり、パッティングの曲がるラインというのは、虹のようなキレイな放物線にはならないということです。

打ち出し直後は、ボールの勢いが強いため、ボールは直線的に転がり、ボールの勢いが弱まる後半にかけて、曲がりが強くなります。したがって、2メートルくらいのパットならば、カップ周りの傾斜を重点的に見て、曲がりを判断し、その頂点に向かって直線的に狙って打つというのが、多くのプロや上級者が実践している狙い方です。
53-2ただ、ラインの読みには経験も必要なので、たくさんラウンドして、グリーン上の経験値を高めることが大切です。また、ラインというのは、グリーンのスピードによって変わりますから(同じ傾斜でもグリーンのスピードが速いほうが、曲がりが大きくなるため)、ラウンド前には練習グリーンで、その日のグリーンスピードをきちんと把握しておくことも大事です。

植村 啓太
16歳からゴルフを始め、その後23歳の若さでツアープロと契約し、ツアープロコーチとしてデビュー。大場美智恵プロや服部道子プロをはじめ、現在まで多くのツアープロのコーチを担当する。2005年には自身が主宰する「K's Island Golf Academy」をオープンし、多くのアマチュアの指導にあたる。ゴルフ誌、ゴルフ番組をはじめ、幅広いメディアに出演し、ゴルフの魅力を伝えるとともに、インストラクターの育成にも力を注いでいる。
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