4番ウッド（４Ｗ）の飛距離を上げる、対策と練習方法

近年のフェアウェイウッドは、3番ウッド（スプーン）と5番ウッド（クリーク）はあるものの、4番ウッド（バフィー）は標準で売っていないことがあります。私にとって4番ウッドは好きなクラブであるため、最近のこの風潮は少し残念です。なぜ4番ウッドが好きかと言うと、地面から打つクラブで最も遠くへ飛ばせる可能性が、平均した場合一番高いクラブだからです。ロフト角が15度の3番ウッドだと地面から打つには少し難しく、たまにナイスショットしても、ミスすることもかなり多い。一方、ロフト角18度の5番ウッドは3番ウッドに比べ地面から打ちやすいものの、私の場合せいぜい200ヤード飛ぶか飛ばないか。ロングの2打目とかの場合もう少し距離が欲しい場面が結構あります。そんな私にとって、ミスの可能性が高い3番ウッドよりロフト角16．5度の4番ウッドは平均して飛距離を上げるためには丁度良いんです。

私の練習場での4番ウッドの練習ですが、地面から打つことが多いので基本は、ティーアップしないで打ちます。しかし注意しないといけないのが、練習場ではマットの上から打つため少しくらいダフっても、マットをすべってナイスショットになったりしてしまうこともあるということです。ウッドで避けたいミスは、ダフりとテンプラです。なぜなら、この2つのミスは飛距離をかなりロスするからです。この二つに比べれば、トップのミスはそこそこの飛距離が出るので許容範囲といえます。

特にウッドでダフるミスは避けたいです。そのための私の対策方法ですが、ほんの少しだけティーアップさせて打つ練習を混ぜてます。このほんの少しだけティーアップすることがポイントです。少しだけティーアップしたことで、マットをすべってナイスショットしたのか、ボールをクリーンに打てたかの違いがわかりやすくなります。この練習方法で、私は4番ウッドが得意になりました。

4番ウッドは別名バッフィーといい、このクラブを使っているプレイヤーは比較的少ないと思います。通常なら奇数番手のウッドであるドライバーとスプーンがあれば十分という人が大半でしょう。4番ウッドは3番ウッドであるフェアウェイウッドよりも少し高い弾道を描き、10ヤードほど距離が落ちます。しかし、ウッドの中では比較的当てるのが優しいクラブで、普通に打ってもドライバーより4番ウッドの方が飛ぶという人もいます。

私の場合は、やはりドライバーの方が飛びますが、そのクラブの適性距離を飛ばすにはやはり練習がいります。飛距離を上げる練習方法としては、4番ウッドそのものではなくドライバーの練習をすることを中心にやっていました。なぜなら、ほとんど同じ感覚で打てるからです。ドライバーから4番ウッドに切り替えた時の方が、感覚的に優しく打てます。当て方もほとんどドライバーと同じような感覚でしたが、ひとつだけ注意したいのは、弾道が異なるという点です。ドライバーやフェアウェイウッドと同じような軌道を描いたのならば、ややトップ気味にあたっているということになるので、矯正の対策として、ボールの位置を少し右足方向にずらすことで修正できます。

このような練習をしていくことで、クラブ本来の飛距離が出せるようになりました。さらに飛距離を伸ばすのなら、体の柔軟性を高めながら筋力を付ける必要があるとアドバイスをもらったことがあります。

近年、クラブの進化は目覚ましく、女性だけでなく男性でもウッドを何本もクラブセットに入れることが当たり前になっています。とお店で説明されて、「3Wみたいな難しいクラブを入れないで4番ウッド はどうですか、簡単ですよ」と勧められるまま入れた4W、確かにボールに当てるのは簡単なのですがもう少し距離が欲しい。7Wもありますが結局そんなに飛距離が変わらないので使う機会自体がなかなかない状態でした。

ロングホールでの2打目、もう少し飛距離が出れば2オンが狙える、思いっきり振ればもしかしたらと欲をかいて失敗するのがお決まりの4番ウッドでしたが、飛距離を上げる為の練習方法を取り入れて少しはマシになって来ました。まずは距離が出ない原因ですが、飛ばす為の打ちこみが逆にロフトを立てたりエッジに当たったりで、ボールが上がらずに飛距離が出ていなかったのです。また、ダフリやトップのミスも多くなっていました。対策として、ボールの前後の芝を浅く長く全て刈り取るつもりで振る意識を持つようにしました。

ただボールには当たるようになり飛距離も出ましたが、その分引っ掛けが出やすくなりました。そこでフェースを最初から少し被せ気味にグリップし、目標の右に向かって打つことにしました。練習方法としては、練習場で目標を決めた後にやや右を狙って構えます。狙った方向に対してボールの前後20cm位にマーキング（私はテーピングを使いました）をしてスイングします。フェースはやや被せてグリップしているので目標を向いているような感じになります。最初は違和感もありましたが慣れれば綺麗なドローボールになり飛距離も方向性も上がって来ました。まだフックやすっぽ抜けも出ますが、もっと練習を積んで4番ウッドを活躍させたいと思います。

私のクラブセッティングの中で、4番ウッドはドライバーの次に長いクラブで、いつも飛距離を上げたいと思うクラブです。せっかく1打目がフェアウェイをとらえても、4Wでの2打目でチョロが出てしまうことも結構あり、コンペでは大波小波賞をもらってしまうこともあります。

飛距離を上げるためにも、しっかりボールが上げられるようにミート率のアップが必須だと感じています。そのための対策としては、アドレスの時にボールから離れ過ぎないように気をつけ、手の位置を下げ気味にして低目にテイクバックに入ることを意識しています。そしてインパクトの時にボールを後ろから見るように頭を右方向に残し、上体がつっこまないよう注意しています。

具体的な練習方法としては、ダウンスイングで体を右に残すように右肩を回さないように気をつけています。また、スイングの途中で体が伸び上がりがちで前に突っ込むこともあるし、上体が後ろにのけぞってあおり打ちという醜いスイングになってしまうことがあるので、前傾姿勢のキープも心がけています。そのためには股関節をしっかり入れた腰のポジションを維持しつつ、親指を立てるイメージのコックを早めにして体に巻き付く丸いスイング軌道を描けるよう意識しています。

飛距離を稼ぎたいウッドですが、非力な女性が3番ウッドでボールを上げるのはなかなか難しいとよく聞くので、私は距離を稼ぐクラブとしてRシャフトの4番ウッドを使っています。4番ウッドで飛距離を上げるためには、力みのないコンパクトなスイングで最後まで振り抜くことが大切です。そのための対策として、アドレスの前に深呼吸をし、スタンスは少し広めに取りしっかりした前傾姿勢で背中を真っ直ぐ目に大きなアークスイングを描ける体制を固めます。飛ばそうとするとオーバースイングになりダフリにつながることが多いので、あくまでもコンパクトに振ることを心がけています。

具体的な練習方法ですが、私はウッドも少し打ち込み加減でクラブを入れるようにしています。ダウンブローの最下点でボールを打つ感じをイメージすると、しっかりボールが上がってくれます。飛距離を上げるためには、地を這うようなボールではなく、それなりの弾道を描く飛球を出すのも鍵だと思います。

飛距離を出すためには、頭を残してボールを後ろからみるような感じでダウンスイングするとうまくいきます。このときアゴをひく感じにし、肩の高さが水平を維持できるように、目線の高さを変えず、下半身も伸び上がらないように注意しています。