フェアウェイウッド(FW)の基本と打ち方のポイント①
これからしばらくはフェアウェイウッドについて説明しつつ、その打ち方や注意点を説明させていただきます。
フェアウェイウッドは「飛距離を合わせるクラブ」です
まず、ドライバーの項でも説明しましたが、クラブの中で、飛ばすためのクラブはドライバーです。それ以外のクラブは、すべて「距離を合わせるクラブ」ということを再度認識してみてください。フェアウェイウッドは決して「飛ばすクラブ」ではないのです。その意識を持つだけでも、力が抜けるのではないでしょうか?
「ラフではアイアンを」「フェアウェイではフェアウェイウッドを」
フェアウェイウッドの特徴は、なんといってもソールの厚さです。アイアンはソールが薄いので、しっかりと打ち込めるのですが、フェアウェイウッドの場合、ソールが厚いので手前ですべるのが特徴です。この特徴を最大限に利用するために、使うシチュエーションを明確にしておきましょう。
まず、フェアウェイからのショットの場合、距離があればフェアウェイウッドを使い、そこまでの距離が無ければアイアンを使いましょう。みなさんそれぞれに各クラブでの距離が頭に入っていると思いますので、それを参考に。
次にラフからのショットの場合、基本的にはフェアウェイウッドは使わずにアイアンを使うことを前提にしましょう。先ほど説明した「ソールの厚さ」のために、ラフではなかなかうまくボールを打ち込むことができないからです(ただし、冬場のようにラフが短ければフェアウェイウッドを使える場合もあります)。
フェアウェイウッドを使うべき状況とは?
その名の通り、フェアウェイで使うことが多いフェアウェイウッドですが、皆さんにぜひ覚えておいてほしい使い方があります。それはフェアウェイバンカー(クロスバンカー)での利用です。ソールが厚いということは滑ってくれるということは先ほどご説明しました。フェアウェイバンカーでフェアウェイウッドを使うことで、ダフリを防ぎ、もしダフリ気味にヘッドが入ったとしても、滑ってくれることによりミスが少なくなります(フェアウェイバンカーのあごが高い場合は難しいですが)。
また、林の中にボールが入ってしまったようなトラブルの際にも、フェアウェイウッドを使うことも、シチュエーションによってはお勧めです。しっかりとミートすれば、低い球が出ますので、林の枝に影響されることなく、低い位置から脱出することが可能になります。
以上、フェアウェイウッドの基本的な考え方をご説明しました。
次に、フェアウェイウッドの打ち方について解説しましょう。
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