【勝間和代氏インタビュー前編】 「忙しいから行かない」ではなく、「忙しい時ほどゴルフに行く」方が仕事もはかどる
テレビや雑誌など、幅広く活躍されている経済評論家・勝間和代さん。4年前、あるきっかけでゴルフを始め、今では月に1、2回ラウンドゴルフをエンジョイしています。
昨年には『頭だけで100を切るゴルフ』(角川書店)を出版したことでも話題となりました。ゴルフを始めたことで得られたものがたくさんあるという勝間さん。そこにはビジネスにつながる鍵となるものが数多くありました。
最初に惹かれたのは、大自然の中を歩く気持ちよさ
私がゴルフを始めたのは、2012年。大学の同窓会のために幹事仲間と打ち合わせをした時に、みんなでシミュレーションゴルフをできるお店に行ったんです。そうしたら、メンバーの中でゴルフ未経験者は私だけ。それでは一緒に楽しめないからと、「次の同窓会の時までには、できるようにしておく!」と、みんなと約束したのが始まりでした。
それで、「じゃあ頑張ってみようかな」と、スポーツクラブに習いに行ったわけです。ところが、インストラクターの指導通りにやっても、まったくクラブにボールが当たらない(笑)。正直、ゴルフの何が楽しいのか、まったくわかりませんでした。
周囲にもそんなことを言っていたら、ある日ゴルフ場を経営している大学の後輩が「それはラウンドしていないから楽しくないんですよ。打てなくてもいいから、今度うちのゴルフ場でコースに出てみましょう」と誘ってくれたんです。何もできないわけですから不安の中で行ったのですが、その日は天気も良くて、大自然の中をまるでハイキングしているような気分になれて、とても楽しかったんです。「あ、これはいいな」と。初めてゴルフの面白さがわかりました。
美味しい食事もゴルフ場選びのポイント
今では月に1、2回、ゴルフ仲間とコースを回るのが大事なリフレッシュのひとつとなっています。最もお気に入りのゴルフ場は、千葉県茂原市にある「真名(まんな)カントリークラブ」。コース上には季節の花々がきれいに植えられていて、まるで巨大な庭園を歩いているよう。とても気持ちがいいんです。
それと、もうひとつの理由は食事が美味しいこと(笑)!「ゴルフとは関係ない」と言う人もいるかもしれませんが、いえいえ、そんなことはありません。特に女性にとって、美味しい食事は欠かすことはできませんから。
その点、真名カントリークラブでのランチはビュッフェになっていて、サラダや焼き物、煮物などのお惣菜、ご飯やパンなどの主食はもちろん、フルーツ、ケーキ、アイスクリーム、和菓子、シュークリーム……とスイーツの種類も豊富なんです。そのほか、季節の天ぷらや鍋ものも用意されていて、どれをとっても美味しいんです。
だから、たとえその日のスコアが悪くても、まったく苦にならないんですよ。ランチで美味しいものを食べたら、「まぁ、細かいことはいいか」って思えてくるんです(笑)。
多忙な時ほどリフレッシュ!翌日からの仕事にも好影響
こんなふうにゴルフには魅力がたくさん。「これから始めようかな」と思っている人たちには、ぜひオススメします。例えば普段、仕事でたまったストレスを発散するにも最適なスポーツだと思います。
私は仕事が忙しい時ほど、ゴルフっていいなと思っているんです。忙しいと、「今回はやめとこうかな」と思いがちですよね。でも、私は無理にでも時間をつくって行くようにしているんです。大自然の中で、パコーンと打っていると、ゆったりとした気持ちになれて、すごくリフレッシュできる。そうすると、翌日からの仕事がはかどるんですね。
それと、何といっても仲間が増えること。私がゴルフを始めて良かったなと思える一番の理由が、人間関係の輪が広がったことなんです。おそらくゴルフをしていなければ会うこともなかった人たちと、今では仕事やプライベートのことを色々とおしゃべりしながらラウンドを周って、美味しいものを食べて、という時間がとても楽しくて仕方ないんです。
それに、不思議と一緒に周っていると、同じくらいのスピードで上達していくんです。それぞれのレベルはバラバラなんですけど、例えば1年間でみんな10くらいスコアが縮んだりするんです。おそらく他人のプレーを目の前で見ているので、新しいことに気づけるからだと思うんです。お互いに情報交換することで、他人の失敗も成功も自分のものにできるんですね。
ゴルフ仲間になった友人につなげたビジネスの縁
もちろん、ゴルフで出会った縁でビジネスにつながることも少なくありません。私がゴルフを始める前までは、そこまで親しい仲ではなかった女性がいます。でも、私がゴルフを始めたことを知って、「よく一緒にゴルフに行く人たちがいるから、今度行きましょう」と誘ってくれたんです。それがきっかけで、今では月に一度のペースで会うようになり、すごく仲良くなりました。
そうしたらある日、仕事の知人に「誰か図書館の運営に詳しい人いない?」って聞かれたんですね。パッと思い浮かんだのがその友人でした。彼女が図書館情報学科を出ていることを知っていたので、すぐに連絡を取って紹介しました。彼女は今、そのビジネスを手掛けているんです。
私にとっても良かったことがあるんですよ。私が経営しているカフェ&ボードゲーム「The WIN WIN」(2016年3月オープン)を彼女が貸し切って、そこで講習会を開いてくれたりもしたんです。これも、ゴルフがつなげてくれた縁ですよね。
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