練習場で気をつけるべきこととは？

コースデビュー前の初心者ゴルファーにとっての主戦場は練習場になります。レッスンプロに教わったことを打ちっぱなしで実践してみたり、1日でも早く仲間と一緒にコースに出れるよう必死で練習に励んでいることでしょう。

ただ練習場を利用するうえで気をつけておきたいことがいくつかあります。ここではそれらを紹介しつつ、練習場で効率的にスキルアップをするために心がけるべきことを解説します。

フルセットを持っていく必要はない

まだはじめたばかりでいつコースデビューするかもわからないのであれば練習場が貸し出しているレンタルクラブを利用してもいいと思いますが、早くコースデビューをしたいのであればやはりクラブは自分が実際にコースで使うもので練習したほうがいいでしょう。

ただ、だからといってフルセットを毎回練習場に持っていく必要はありません。というのも、練習場で練習すべきクラブにはかぎりがあるからです。

例えば練習用バンカーやグリーンがないところであればパターとサンドウェッジは使うことがありません。また一回の練習ですべてのクラブを試すことはほぼないうえに、初心者のうちは本コースでも使う（使える）クラブは限られてくるでしょう。そういったことを考慮していくと、練習場に持っていくクラブは5~6本程度にしておくことで持ち運びに苦労することがなくなり、仕事帰りに立ち寄るなんてこともできます。その場合、練習場用の小さめのゴルフバッグを買っておくといいでしょう。

クラブの選択は人それぞれですが、基本的には最初に習ったであろう7Iか6I、ティーショットで絶対に使うドライバー、長い距離を打つためのユーティリティかフェアウェイウッド、距離を合わせる練習をするためのショートアイアンとウェッジを3本程度もあれば十分です。

仕事帰りでも革靴ではやらない

コースほど厳しくはないものの、ゴルフ練習場にも最低限のドレスコードがあります。そんな中には革靴でもOKという練習場もありますが、これはあまりオススメできません。

まず革靴は裏面が滑るため、これで練習しているとゴルフシューズのようにうまく踏ん張れず、いくら打っても練習にならないということが挙げられます。また初心者はまだスイングがかたまっていない状態なので、ここで革靴がすべらないように注意するあまり変なクセがついてしまうとのちのち苦労することになるでしょう。

クラブ同様、できれば自分のゴルフシューズを持っていくことが一番なのですが、練習場用バッグに入りきらない場合はレンタルシューズでも大丈夫です。

打席以外では絶対にクラブを振らない

練習場におけるマナーの基本のキではありますが、練習場は自分の技術と真摯に向き合うことができる空間なので、ついつい新しいボールをカゴに取りにいっているあいだも自分のスイングが気になって構えようとする人がいます。

また友人らと一緒に来ている場合、経験者のほうが打席外でスイング指導をはじめるようなことがありますが、これも当然マナー違反です。練習場には当然練習をしにきているのでその向上心はいいことなのですが、クラブは非常に危険な道具なので打席外では絶対に振らないのはもちろんのこと、両手で持って構えることもしないでください。

教え魔に注意！頼んでもいないのにアドバイスしてくる人には？

練習場に一人で行ったり、初心者仲間数人と行った場合、こちらから頼んでもいないのに技術指導をしてくるお節介なベテランゴルファーが時折います。こうした人々もおそらくは親切心で指導してくれているのでしょうが、長々とあーでもないこーでもないと知らない人に言われ続けるのは大変苦痛です。

また彼らはレッスンプロではないので、指導している内容も果たして正しいのかどうかわからないうえに、指導法もいまいちこちらに伝わりづらく困ってしまいます。

こうした教え魔に遭遇してしまったら、「ありがとうございます」とお礼だけは伝えたうえで「ただ現在レッスンプロの方に教わっており、その方に言われたことで頭がいっぱいなのでそれに集中させてください」と拒否しましょう。

それでも食い下がってくる場合は、その日は諦めて帰るというのも手です。そうした教え魔のせいでゴルフが嫌いになっては元も子もありませんから、後日また練習場へ行ってみて、またその人がいるようだったら別の練習場に通うことも検討したほうがいいかもしれません。

最初はボールに全く当たらなかったり、思ったとおりにいかず心が折れてしまいそうになる練習場ですが、少しずつ上達が見えてくるとむしろスキル磨きが楽しくなってきます。練習場はあくまで本コースでよりよいプレーをするための手段ではありますが、自分なりに快適な練習場での過ごし方を見つけると自然とゴルフの腕が上達していくでしょう。

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じゃらんゴルフ編集部

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