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ゴルフコンペで使われるハンディキャップの種類や算出方法、決め方について解説します。参加者が気持ちよくプレーできるようなハンデ方式を採用しましょう!
ゴルフコンペのハンディキャップ(ハンデ)は、初心者~上級者までなるべく優勝するチャンスが得られるように設けられるものです。
コンペでは、「グロススコア」(全ホールの打数合計)から、参加者各人のハンデの数をマイナスした「ネットスコア」で順位を決めます。単純にスコアの合計で競うと、初心者には優勝の可能性はほぼありませんが、ハンデ込みのスコアであれば平等に競い合うことができるのです。
ちなみに、コンペで採用されるハンデの多くは「プライベートハンデ」と呼ばれるもので、プロの大会で採用される「オフィシャルハンデ」とは別物ということを押さえておきましょう。
オフィシャルハンデは、最新のスコアを10回分提出し、それをもとに査定されるものです。
一方、プライベートハンデは、当日のスコア1回で決定されます。いくつか算出法はありますが、いずれも「隠しホール」(プレー終了後までどれが対象かわからないホール)と呼ばれるホールが複数設定され、そのホールでの打数をもとに算出されます。
それでは、ここから3種類のハンデ(全て「プライベートハンデ」)の具体的な算出法から、
どんな場合に採用すべきかについて解説します。
現在、最も多くのコンペで採用されている方式です。「新ペリ」と略称されることも多いです。
下図のように、18ホール中12の隠しホール(競技者に知らされない、任意に選定されたホール)を採用し、その合計打数をNとした場合、「(N×1.5-72)×0.8」がハンデとなります。
Aさんの場合は、N=60なので、ハンデは(60×1.5-72)×0.8で14.4。Bさんの場合も同様に計算すると、21.6となります。
グロススコアで見ると、AさんとBさんの差は10ですが、ネットスコアで見ると2.8と、半分以下になることがわかります。
このように、実力差があっても、ハンデを考慮したスコア(つまり、運の要素)で競い合うことで、多くの人にチャンスが生まれやすくなるのがハンデです。
ホール※1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計※2 | HDC | NET |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Par | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 5 | 3 | 4 | 72 | - | - |
Aさん | 6 | 5 | 5 | 4 | 5 | 5 | 6 | 4 | 5 | 90 | 14.4 | 75.6 |
Bさん | 7 | 6 | 6 | 4 | 6 | 5 | 6 | 5 | 5 | 100 | 21.6 | 78.4 |
新ペリアが生まれる以前、プライベートハンデの主流だったのがこの「ペリア方式」です。
新ペリアとの違いは隠しホールが6しかないということで、計算方式は「(N×3-72)×0.8」となります。
隠しホールが少ないということはつまり、「より運の要素が強くなる」ということです。
例えばスコアが同じ人でも、偶然隠しホールで多い打数になった人は、その分ハンデの数も多くなります。
下の図のスコアは、実際の打数自体は上の新ペリアの図と全く同じになっています。
しかし、ハンデをペリア方式にすると、なんとネットスコアではBさんの方がいいスコアになっていることがわかります。
ペリアは、新ペリアよりも、初心者によりチャンスがある方式であるといえます。
ホール※1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計※2 | HDC | NET |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Par | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 5 | 3 | 4 | 72 | - | - |
Aさん | 6 | 5 | 5 | 4 | 5 | 5 | 6 | 4 | 5 | 90 | 14.4 | 75.6 |
Bさん | 7 | 6 | 6 | 4 | 6 | 5 | 6 | 5 | 5 | 100 | 28.8 | 71.2 |
新新ペリア方式は、最近耳にすることが多くなったハンデの方式です。
新ペリア方式だと実力差が埋まりにくい、かといってペリア方式は運の要素が強すぎる…そんな声から、2つの中間を取った方式です。
隠しホールは、ペリアと新ペリアの間の9ホールを設定して、「(N×2-72)×0.8」で算出します。
下の図も、実際のスコア自体は前出の2つと同じです。ネットスコアを見るとAさんとBさんがほぼ同じ、という結果になっています。
新ペリアよりは運の要素が強く、ペリアよりは実力が反映されやすい、そんなハンデが新新ペリア方式です。
ホール※1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計※2 | HDC | NET |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Par | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 5 | 3 | 4 | 72 | - | - |
Aさん | 6 | 5 | 5 | 4 | 5 | 5 | 6 | 4 | 5 | 90 | 14.4 | 75.6 |
Bさん | 7 | 6 | 6 | 4 | 6 | 5 | 6 | 5 | 5 | 100 | 24 | 76 |
参加者の実力が全員ほぼ同じ…というケースでなければ、何かしらのハンデを設定した方がコンペは盛り上がります。
どのハンデを採用するのがいいかは、参加者全体のレベルにどれくらい差があるのかをまず基準として考えるといいでしょう。
例えば、初心者がかなり多い場合はペリア方式を採用して、初心者にも優勝のチャンスがあるようにするといいでしょう。
プライベート感が強いコンペ内容の場合も、運の要素の高いペリアや新新ペリアの方が、誰でも優勝できる可能性が高くなるので、ゴルフの実力を問わず全員で楽しむことができます。
一方、参加者同士の実力が拮抗している場合は新ペリアがおすすめです。また、参加人数が多い社内コンペなど、オフィシャル感の強い場合も主流の新ペリアが無難です。迷ったら新ペリア、と覚えておきましょう。
どのハンデ方式でも、可能性としてとんでもなく大きなハンデ数になってしまうことがあります。
極端な話、隠しホールで毎回10打以上をカウントすると、ハンデが100を超える場合もあるのです。
あまりにも大きなハンデによって優勝が決まると納得できない、という人もいるので、「上限」を決めておいた方がいいケースもあります。上限として設定されるのは多くの場合36ですが、初心者の多いコンペなら50で設定してもいいでしょう。
ゴルフコンペのハンデは、「より多くの人に優勝の可能性が生まれる」ということを目的にしたものです。
だからこそ、幹事の人は今回紹介した3つのハンデの特徴をよく理解して、参加者全員が楽しめるハンデ方式を採用するようにしましょう。
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